2014年4月28日月曜日

開始の挨拶

何をする会?
 学習会です。

 討論を通じて私たちの社会で起こっている「宗教」に関わる問題に接近します。
 ですから「共同」学習会です。

 テキストを選んで読書もしますが、むしろ読んだことから刺激を受けて、私たちの周りにある「宗教」と「社会」が交差する辺りに実際に起こっている事柄について「これどうなってんのかねー」と意見交換しながら理解を深めたいと思っています。

「宗教と社会」とは?
 「宗教」だけだと何か閉鎖集団のようで近寄り難い感じがします。オウム真理教の与えたネガティブな影響は結構大きいようです。
 でも「宗教」に関する関心は依然としてあるのではないでしょうか。

 でも例えば「ユダヤ教」や「キリスト教」を知りたければ、聖書を読めば分かるのでしょうか。
 やはりそれらを信仰して「今」を生きている人たちがどのように考えたり、行動しているのかを知ることが必要ではないでしょうか。

 それって彼らの「心の中」だけのことで、だから外の人には見えないものではないか・・・そう思っている人は多いかもしれません。

 でも、例えば、
 戸別訪問で度々やって来る「エホバの証人(ものみの塔)」はどうでしょう。なぜ彼らはあんなに布教に熱心なのでしょう。

 毎朝駅前を掃除してから教え歌を吟じている「天理教」はどうでしょう。彼らは何をアッピールしようとしているのでしょう。
 そしてあのおそましい「オウム真理教」が起した一連の事件。
 突然武力で国家転覆を図るような暴挙に出て、「宗教」はアブナイという意識を強化した感のある1995年のサリン事件。
 でも本当に「オウム真理教」はただの暴力集団で片付けていいのでしょうか。
 そして「宗教」と言う臭いものに蓋をすればそれで「社会」は安全なのでしょうか。

 私たちが敬遠しがちな「宗教」の影で「スピリチュアル」が(隠れた?)ブーム(らしい)なのはどういうことでしょう。

 と言うわけで、
 「宗教」を信仰している人たちが「社会」とどう関わっているか、
 「無宗教」を装っている現代人に隠れている「スピリチュアル」志向、

そんな幾つもの「社会」と「宗教」の文脈をこつこつと辿りながら、私たちの現在生きている「社会」で棲息している「宗教」をよく観察し、それが私たちにどのような問題を投げかけているのか落ち着いて振り返ってみたいと思います。

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